〜沖縄本島〜
<行程>首里城→首里金城町石畳道→識名園→斎場御嶽→平和記念公園→ひめゆりの塔→大雨→ずぶ濡れ→ニィニィの丘→タコス→宿
この日は波乱でした…。 マウンテンバイクを借りて南部一周を試みました。
昨日の日記にも書いたけど、残りの世界遺産を巡るためです。
まず朝9時、自転車を借りに行く。曇り時々雨な天気予報だけど、ギラギラと晴れている。イケるか!??
地図も貰ってさぁ出発!
まず目指すのは首里城。ここに3つ世界遺産がかたまっています。
地図ってのは残酷なもので、どんな坂道でもただの一本の線で表すのです。…ずーっと登ってたよ…。
首里城着いて、一周見学。朱い!ツクリモノだけど。
本当の首里城はこんな風に下にあるのです。
だから、正しくは「首里城跡の上に作った模造城」…なのです。
壁とかは本物らしいが。
3つとは言ったものの、残り2つがこんなのだとは思ってなかった。
鳥居っぽいやつなんか、これも後から作ったただの入口だろうなんて通り過ぎてから、案内板を見て知ったんだから。
一時間くらい散策して、次へ。
首里金城町石畳道ってとこなんだけど、自転車で行けないじゃないか……。
頑張って引っ張ってった。だって置いていくわけにはいかないし。でもこの道は行きたかったし。
ガッタガッタと。
途中、郵便屋さんがこの道を走っていった。自転車も車も通れないから、自分の足で届けるしかないもんね。大変だ…。
ちゅらさんの撮影で使用しました。見てないから知らないけど。
と、一番下まで辿り着いて、次は識名園を目指します。タクシーの運転手がいたから道を聞くと、自転車では到底上れないような直通の坂道と、頑張ったら自転車でも行ける山をぐるっと回る道があるとのこと。……わかったよ、回るよ…。
まだまだこれからだっていうのに、もう疲れてる。
でも頑張りました。30分くらいかかって、無事到着できました。
意外と小さい。
んで、首里城があまりにも有名なんでそっちばかり人が行って、とっても空いてる。静かな庭園っていいもんだ。
子供たちが三線体験をしてた。僕はさっさと回って次行きます。
次です。
東の端、斎場御嶽へ。めちゃめちゃ遠い。20kmくらいある?さぁ、やるぞー!
途中、喫茶店で昼飯食べたり(なんか久しぶりのバランスとれた食事?)、相変わらずの上り坂続きで海で遊んでるのを羨ましく思ったり、本格ロードバイクに荷物くくりつけてたぶん沖縄一周をしてる(もしかしたら日本一周?)人たちがいたりしながら、上り続ける漕ぎ続ける。
2時間半後、もはや汗でベタベタをとうに超えてたころ、着きました。頂上まで来たか来たかと思っても、坂道は続く続く。でもそれも終盤にかかった頃、やっと着いたのです。
けっこう人もいた(みんな車。まず、駐輪場がない=自転車で来ることを想定していない)ので、そこそこ人気あるのかなぁって。
いいとこだったし。
久高島が見えるんだけど、太陽の加減でうまいこと撮れない…。太陽は時間帯によって敵にも味方にもなるのだ…。
人の写らない写真を撮るのにその場で5分ぐらい粘ったりするのです(笑)けっこう人が写ってない写真を載せてるんだけど、それには若干の忍耐が必要なのです(笑)
気温はピークで汗が引く気配はゼロだが、それでも前に進むしかない。下り坂が待っていてくれるのを信じて…
その後も上り坂はあったけど、それも20分くらいで、ついに下り坂が始まった。奇声を発しながら駆け降りる。あんま車も通らないんだし、関係ないさ。
下り坂のあとは少し上りもあるけど、また下り。2:1くらいか?でも下り坂は最高ー!汗も疲れも吹き飛ぶー!ほんの一瞬だけー…。
そっからまた20kmくらい行ったところに、平和記念公園。沖縄に来たのなら、やっぱり行っておかないと。日本人として。
すごい数の慰霊碑。こんなにも凄まじいものだったとは…知らなかった。来といてよかった。
雨が降りそうな空模様だったので、さっさと退散。一時間くらい前に通り雨に襲われて、道中の木の下で雨宿りしたんだから…。といっても帰りもあと2〜30kmくらいあったので、多少急いだところで変わらないのだが。
6kmくらいして(もはやこれがとても短く感じる)、ひめゆりの塔。
「塔」を想像してたのに、小っちゃ。お金ないのでお花は添えませんでした。ごめんなさい。
と、ついに雨が降り出した。また熱帯に近い地方によくあるスコールだろうと思ってたので、隣の土産屋でちょっと休もうか。
…ドシャ降りにも程があるってくらいの雨。暗ーい雲もずっと向こうまで続いているし。止む気配がない。
といっても、雨具は一切持っていない。
店の人に袋を貰って大事なカメラの入ったかばんを包んで出発しようとしたら、合羽をくれた。合羽一枚でどうにかなるような雨量では到底なかったけど、ないよりはマシだよって言われて。親切にどうもありがとう。デジカメ雨没を免れました。
南部一周してるって話したら驚いてました。そんな珍しいことじゃないと思うんだけど。確かにずっと一本道だったのにすれ違う人はいなかったが…やってる人はいっぱいいるんじゃないかな?
コンタクトつけて、水中用カメラに代えて(買ってよかった!)、かばん背負って、合羽着て、いざ逝かん。
暑かったから気持ちよくもあり、下り坂の雨は針に刺されるように痛く(特に目)、なんか楽しくなってきて(笑)
エネルギー補給にしばし休憩。ズブ濡れで食べてたらお店の夫婦がタオルとTシャツをくれた。いい人ばっかだな。
送ってってあげると言われたけど、自分の足で到達したかったのでそれは頑なに拒否。でも、食べてるうちに止んできた。長めのスコールってか。まだ空は暗いけど。
大雨もけっこう楽しかったからちょっと寂しい感じもするけど、暑いというほどにはならなかったのでよかった。
(足の疲労を除いて)快適に走ってます。
地図に載ってた「ニィニィの丘」
てっきり家建てた場所だと思ってたけど、違ったのね。手紙を読んだ場所だって。……どのシーンだっけ?まぁいいか。
さぁゴールまでもうすぐ!あと数km!もうすっかり暗い。
夜8時くらい、自転車屋に帰ってきた。アップダウン激しい山中の道路たちを越えては襲われてを繰り返し、述べ11時間の道のり。疲れたー。80kmくらいは少なくとも走ったのではなかろうか。
宮古島トライアスロンは自転車100kmじゃなかったっけ?…不、不可能だ…。
眼鏡の跡の日焼けがつきました…。指にも日焼けの跡がつきました。ずーっとマウンテンバイクを漕いでたので、ブレーキの陰になってた第二関節の部分だけ白いまま…
夕飯にタコス。沖縄で一番ハマッた。
明日はダイビング。