〜マチュピチュ 1/13〜
<行程>マチュピチュ→クスコ
朝4時起き。眠いけど、それ以上に音が気になった。
……雨の音………
またか!アルペンで降られ、屋久島で降られ、沖縄で降られ、オーストラリアのビーチで降られ、次はマチュピチュか!!!
あーあーすげー降ってらぁ……
でも、毎度毎度、僕の予定は常に「今日しかない」ので、行くっきゃないです。
合羽来て、出陣!!
4:20頃、バス乗り場を通り過ぎて、マチュピチュ遺跡までのぐにゃぐにゃウェイを歩きます。
昨日のはあんま筋肉痛になってないけど、元々キツイ道です。
ひたすら歩く!雨の中!
ぐにゃぐにゃウェイの麓でチケットを見せて、ゲート入って、いきなり失態!ミュージアムのほう行ってしまった…。時間ないっていうのに…。
ぐにゃぐにゃウェイの途中には、ショートカットするための階段があるのですが、キツさは数倍。でも、前の二人に着いて、階段をゆく。
三回くらいショートカットしたら、空が明るみ始めた。次の階段……もう脚がプルプルです…前の二人と別れて、フラットぐにゃぐにゃウェイを選びました。
それが意外に…長い。ショートカット行ったほうがよかったかとも思ったが、もう遅い。前方には誰もいないけど、黙々歩く。最初みたいにミュージアムがあったりはしないから、間違えようないしね。
5:40頃……バスが来た。抜かされたー……
次々にバスが通り過ぎる。僕は走る脚力はないので、歩く歩く。
ワイナピチュ登れるかなぁ…?ワイナピチュは1日400人までしか登れないのです。
6時ちょうど頃、着いた!!
で、入場で列をなしてるときに、ワイナピチュ、セブンオンリーと言われたので、イエスと答えて。スタンプ押してたから、そのスタンプがなんか意味を持つのでしょう。雨でにじんでよくわからん!
でも、とりあえず入れることに安堵。しかし、すでに2時間歩いた脚+雨のため、コンディションは最悪……。
マチュピチュの中に入ったけど、雨で道に川のように水が流れてるし、視界は狭いしで、たいして堪能しないままに、とりあえずワイナピチュの入口へ。
雨宿り。
ゲートが開くのを待ってたら、寒くなってきた…。合羽って、通気性ゼロじゃないか!登りでかいた汗を服が全て吸って、冷えてきた。しかし、着替えは一着しかない……ワイナピチュ登ったらまた絶対汗かく……帰りの電車で震えるのはやだなぁ……で、凍えながら我慢……。早くゲート開けー!!
30分くらいして、やっと係が来た。このやろー…日本なら遅れないだろうに…
63番目に入った。雨の中、ワイナピチュ頂上を目指す。
まずは下り。隣のワイナピチュ山に移動する。
それからはひたすら登る!急!
だけど、来るときの2時間や昨日のピサックと比べたら、緩いな。
それでも、無事に体温は上がり、ずんずん登っていった。
穴の中をくぐる。欧米サイズの方々はどうするんだろう…?変色してるのは、霊でも何でもなく、雨のせいです。きっと。
90分くらいかけて、着いた!
雨降ってるけど、霧が薄くなってくれた!
すごい!マチュピチュすごい!金も時間も超かかったけど、死ぬ前に絶対来るべきだ!やっぱり三次元で見ないと!触れないと!
しばらく頂上付近で悦に浸ってた。
降りてきて、今度は月の神殿という場所に。ワイナピチュへの道から分岐していて、マチュピチュは全く見えないし、遠い。行ってみた感想は、「私は行ったんだ!」と自分の中に証明が欲しい人は…行くべきかな。絶対では…ないかな。
下って上って下って下って下って。分岐点から片道40分くらい。階段はもうきついよー…。
途中、もはや道でないような道も多数。マチュピチュは乾期に行くべきだ。
月の神殿でお菓子を食べて空腹を満たして、帰りは上り主体だから、登山の歩き方でゆったりと。
ゆっくりめにペースを乱さずに進む。息をできるだけ切らさないように。結局、止まらない人間が一番早く着くのさ。ウサギとカメのカメさん戦法かな?
ま、ただ脚が限界だったというのもあるけど。
ワイナピチュから戻ったのは11:30くらい。座って、着替えて、休憩〜……。
脚が動くようになり、雨も上がって、いざマチュピチュ本体を探険!
といっても、そんなに大きくはないけど。
でも、素晴らしい……。やっぱりめっちゃ素晴らしいやん。
到達までの道のりの長さをふまえたら、No.1だなぁ…。個としてはエアーズロックやモンサンミッシェルだって負けてないけど。
アルパカ系(どれが何かはよくわからない…)も普通に草食ってるし。
ワイナピチュとは反対側に移動しながら、写真撮りまくり。そして、反対側は、
定番の撮影ポイントがあるのです。
なぜかセピアで撮ってみたり。
でもすぐに霧が・・・。
いい感じで撮って、なんだか矢印があったので進んでみる。
よくわかんないけど、橋があるらしい。片道15分と言われたから、とりあえず行ってみた。
ゆっくり歩く。もはやふくらはぎは硬直している…。
行き止まり。はぁ、そうですか。。。
行ったという証が大切よな。
戻って、石に座って、霧が晴れるのを待つ。1時半。ゆっくり見たけど、やっぱりそんな大きくはないから、時間はかからず見れた。あとは、霧が晴れたらいい感じのポイントで自分を入れて撮ったら帰ろうかな。
なかなか晴れずも、どうせ脚動かないし、ゆったり。
チュンチュンと、鳥の鳴き声もいいねぇ。
2時過ぎ、満足して、帰り道。バス代の7ドルをケチって、ぐにゃぐにゃウェイを歩くことを決意!緩やかな下りだからなんとかなる!ってか、ちょっとやってみたい好奇心が湧いたのだ。
ちなみに、階段でずーっと下っていくのが早いから普通なんだけど(歩いて下る時点で普通ではないが)、今の脚で階段は無理!
と思ったので、ぐにゃぐにゃウェイで。
2時半出発。ウォークマンをかけて、けっこうな大声で歌いながら下る。
たのしー。
ほかに歩いてる人はいないし、階段組にはほとんど会わないし、通るのはバスが10分に1回くらいだし、歌ってるし、開放感抜群で楽しー。
4分の1くらいまでならマチュピチュが見えて、余韻にも浸れるという。
登りでは必死だったし、暗かったからわからなかったけど、マチュピチュの下にも遺跡があるんだね。
めっちゃ歌いながら、ルンルン下る。
1時間20分くらいして、ちょっと脚が痛くなってくる。が、進むしかない!
4:10、ゲートのある橋に到着!!
しかし、そこからもしばらく道があり、行きは短く感じたけど、脚が限界で、ゲートに到着したことで心も満たされてしまって、やたら長く感じる…。
階段組もちょいちょいいたよ。
4:35、やっっっと、バス乗り場に戻ってきた!お疲れ自分!
近くのベンチでどっぷり休憩……疲れた……。
電車まであと1時間くらいになり、ちょっと民芸品でも見漁ることに。脚は限界……
土産に超悩んだけど、民芸品買っていっても使い道が……で、ぶらぶらしただけ。
電車を待ってたら、スペイン語でアナウンス。わかるかってことで、駅員に聞いてみたら、なんと日本語で教えてくれた!すげっ。
1時間半遅れで来た電車でぐったりし、オリャンタイタンボからコレクティーボに乗る。
20ソルと15ソルしか見つけられなかったので安いほうに乗った。人数が集まり次第出発するのですが、僕が乗ったときはまだ半分。いつになるやら…。10分くらいで残り1人になり、運転手は出発しようてしたけど、集める人が「満員じゃないとダメだよ!」とかわがまま言ったみたいで、さらに10分待ち…
やっと出発。ぐったりし、計4時間半くらい、午前1時半過ぎにクスコに戻ってきた。宿に着いたのは午前2時……入れてくれるだろうか…?チャイムを押して、中から誰かが開けてくれないと入れないから、全員寝てたら……どうすれば……
案の定、寝てた。何回かチャイム鳴らして、起こした……本当にすみません。電話の一本くらいはいれるべきでしたね……海外で電話を使うという頭がなかった……
それにしても、ハードな二日間だった……
昨日と今日の総歩行数73475歩(電車やバスの揺れも加算されてるだろうけど)。1歩70cmとしたら、51.4km!マジか!?自分でもびっくり……